サマリア

【受賞暦】　ベルリン国際映画祭　銀獅子賞受賞

 

【あらすじ】

父と二人暮らしの女子高生・ヨジン（クァク・チミン）の親友・チェヨン（ソ・ミンジョン）は援助交際をしていて、ヨジンはそれを嫌いながらも、彼女が心配で見張り役として行動をしていた。しかしヨジンが見張りを怠ったすきにホテルに警官の取締りがあり、その手から逃れようとチェヨンは窓から飛び降りてしまう……。

恐らく韓国で、巨匠といわれる監督の一人であろうキム・ギドク作品。

この人の作品はカンヌより間違いなくベルリン向け。テーマがいつも深い、もしくは重い。

サマリアも警察の親父と援助交際をする娘。という設定の為、かなりきつい。

娘は世間一般的なお金目当ての援助交際ではない。が、父親からはそれが見えない。子を想う親と友人を想う娘の気持ちのすれ違いが辿りつくのは。

 

ストーリー：90点

映像：85点

音楽：85点

後味：ぬぅ・・・。

 

総評：88点