みなさん、さようなら
【受賞暦】
アカデミー賞外国語映画賞 受賞
セザール賞 作品賞・監督賞・脚本賞 受賞
カンヌ国際映画祭 女優賞・脚本賞 受賞
【あらすじ】
ロンドンで働くセバスチャンは、父親レミが癌を患っているとの知らせを聞き、故郷のモントリオールに戻った。歴史学の教授であったレミは頑固で酒好き、更に女癖が悪く、息子はあんな人間にはなるまいと生きてきたのだった。しかしセバスチャンは母に頼まれ、父親の最期の日々を楽しいものにしようと手を尽くすのであった。
この映画は仲違いをしていた親父と息子の話。死が直前に迫った親父に最後の親孝行をする。でかい病室を借りきり過去の女をつれてパーティーをしたり、ヘロインを調達してポンプでかっ飛ばしたり。それでも親父は「死ぬ意味を見つけなければ」と迫りくる「死」を租借できない。楽しく生きてきた人間は最後に「死」を理解するのは難しいのかもしれない。人生一度なんだから後悔するな。と誰かは言う。人生一度なんだから後悔もしろ。という考えはないのだろうか。
ストーリー:85点
映像:85点
音楽:85点
後味:過去最大に死を意識した映画
総評:85点