おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

サプライズ

【あらすじ】

両親の結婚35周年をみんなで祝福するため、息子のクリスピアン(AJ・ボーウェン)と恋人エリン(シャーニ・ヴィンソン)をはじめ、久しぶりに家族が顔 を合わせる。だが、彼らの一家団らんの時間は、ヒツジやキツネやトラのマスクをかぶった集団が押し入ったことにより突如終わりを告げることになる。いきな りの襲撃に誰もがパニック状態に陥るが……。

 

アダムヴィンガードという監督作品らしいが、普段ホラーなりスリラーなり怖くて観れないたちなのでこの監督を知らなかったが面白い。

ホラーというより題名通りサプライズという感じ。

伏線の回収もうまく何よりカメラワークと音楽の使い方が抜群。

是非。

 

ストーリー:95点

音楽:90点

映像:90点

後味:怖さより驚き

 

総評:ホラー嫌い程観るべき。

HOMESICK

【あらすじ】

一家離散状態の上、地域の再開発で取り壊される実家に暮らす30歳の沢北健二(郭智博)は、特に将来の展望もなく日々無気力に過ごしていた。そんな中突然失業し、行くあてのない彼は引き渡しの迫る実家に居続けていたところ、夏休み中の小学生男子3人組に水鉄砲や水風船で攻撃される。健二が応戦して以来、少年たちは毎日のように家にやって来て……。
『世界グッドモーニング!!』が国内外で高く評価された期待の新人監督・廣原暁が手掛けた人間ドラマ。
園子温石井裕也を足して割った感じといえばいいかな。想像のつく非日常の演出といえばいいのか。そんな感じ。
ぐさっとくる言葉を投げかける幼馴染。近所の悪がきたち。懐かしく暖かさを感じる。
 
ストーリー:90点
映像:85点
音楽:90点
後味:日本映画ラブ
 
総評:素晴らしい監督

ペイン アンド ゲイン ~史上最低の一攫千金~

【あらすじ】

筋トレだけが生きがいのジムトレーナーのダニエルは、自分の冴えない人生にうんざりしていた。そこで彼はジムに通う裕福なビジネスマン、ヴィクターの誘拐を計画する。早速彼はジムで共に働くエイドリアンと、ジムの新入りで前科者のポールと共に誘拐を決行する。なんとか計画は成功したかに思われたが、命からがら逃げ出したヴィクターは、秘密捜査官のエド・デュボイスを雇い、ダニエルらを追い詰めていく。
とんでもないアホどもが事件を起こした実話。
無理やり拉致って財産を譲るって証明書にどうにかサインさせるって方法を考えだし、行動に移す。
信じがたいほどのアホ。
 
ストーリー:アホ丸出し
音楽:アホ丸出し
映像:アホ丸出し
後味:アホ丸出し
 
総評:アホ丸出しーぬ

素敵な相棒 ~フランクじいさんとロボットヘルパー~

【あらすじ】

 宝石泥棒だったものの、最近では物忘れが激しい70歳のフランク(フランク・ランジェラ)。そんな彼を心配した息子ハンター(ジェームズ・マースデン)は、二足歩行ができ会話もする超高性能の介護ヘルパーロボットをプレゼントする。プログラムに基づき、常に親切丁寧にフランクに接し、健康改善に務め、やる気や生きがいを見いだすサポートをするロボット。意欲も体力も取り戻したフランクは、ロボットを相棒と感じるように。そして彼は、ロボットを巻き込んである野望をかなえようとするが……。
ロボットなのに論理的思考ではなく、設定が曖昧なまま走るので物語が破綻してる。
 
ストーリー:70点
映像:80点
音楽:覚えてない
後味:駄作
 
総評:くそ

クラウド アトラス

【あらすじ】

1849年、太平洋諸島。若き弁護士に治療を施すドクター・ヘンリー・グース(トム・ハンクス)だったが、その目は邪悪な光をたたえていた。1973年のサンフランシスコ。原子力発電所の従業員アイザック・スミス(トム・ハンクス)は、取材に来た記者のルイサ(ハル・ベリー)と恋に落ちる。そして、地球崩壊後106度目の冬。ザックリー(トム・ハンクス)の村に進化した人間コミュニティーのメロニム(ハル・ベリー)がやって来て……。
19世紀から24世紀へと世紀を超えて、六つの時代と場所を舞台に人間の神秘を描く壮大なスペクタクル・ドラマ。3時間と長作だが飽きさせることはなかった。
前世だったりカルマのような答えの出ないものを掘り下げているわけではなく、ただ人は繋がっているんだと言うことを独特のタッチで描く。
中々でした。
 
ストーリー:90点
音楽:85点
映像:90点
後味:SFおもろいなぁ。
 
総評:ハルベリー可愛い

天使の処刑人

【あらすじ】

まだ10代のバイオレット(アレクシス・ブレデル)とデイジー(シアーシャ・ローナン)は、ニューヨークでプロの殺し屋として簡単な仕事のみオファーを受けて、日々過ごしていた。ある日、彼女たちのもとに仲間のラス(ダニー・トレホ)から報酬アップの簡単な仕事の依頼が舞い込んでくる。いったん断ったものの、二人は条件の良さにつられて引き受けることに。そして、標的のアパートに潜入し……。
プレシャスの脚本家の初監督作品。
ティーンから大人へのモラトリアムと自身の行なっている仕事に対する考えがある標的と出会って動き出す。
派手な設定なものの、若者のヒューマンドラマ。
 
ストーリー:85点
映像:85点
音楽:90点
後味:可愛いんだ、あいつら。
 
総評:86点

危険なプロット

【あらすじ】

作文の添削ばかりで刺激のない毎日に嫌気が差している高校の国語教師ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、クロード(エルンスト・ウンハウアー)という生徒が書いた同級生とその家族を皮肉った文章に心を奪われる。その秘めた文才と人間観察能力の高さに感嘆したジェルマンは、彼に小説の書き方を指南する。かつて諦めた作家になる夢を託すようにして熱心に指導するジェルマンだが、クロードの人間観察は次第に過激さを増すように。そして、その果てにジェルマンを思わぬ事態に引きずり込んでいく。
 
素晴らしかった。使い古されたプロットには当て嵌まらないスリリングな脚本。
監督の構成も素晴らしく、飽きさせることなく最後まで観れる。
結末に関してもどんでん返しなどではないものの、着地の姿勢まで綺麗な整った映画だと感じる。
さすがフランソワ・オゾンといえる作品。是非。
 
ストーリー:90点
音楽:85点
映像:90点
後味:ナイス。
 
総評:88点