おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

180south

【あらすじ】

1960年代の初め、パタゴニア創業者、イヴォン・シュイナードは登山道具を作っていた。自分のために趣味で作っていたが、製品の機能が優れていたため評判になり仲間を集めて工房を設立。1968年のある日、親友のダグ・トンプキンスが南米パタゴニアの山を登らないかとイヴォンに声をかけた。2人はすぐに意気投合し、サーフボードや登山道具、旅を記録するための15ミリのカメラをバンに乗せ、南米へ向かう。当時人気がなく全くの未開地だったパタゴニアの自然は2人の男に衝撃を与え、その後のイヴォンとダグの人生に大きな影響を及ぼす。それから40年近くの時が流れ、彼らの生き方に魅せられた1人のアメリカ人青年が、伝説の旅を追体験していく。1960年代の終わりに、2人が旅から得たものは何だったのか…?
 
 
良かった。映画として良かった。
人間には鋭い牙も爪もなければ、寒さを凌ぐ毛皮もない。だから科学が進歩して地球で生きていけてる。
ただバランスはやはり崩れてきていると思う。便利さだけを追求した報いを地球は受けてる。
人はどうやって自然と向き合えばいいのか。心が豊かになるライフスタイルとは何なのか。
考える機会を与えてくれる良い映画です。
 
ストーリー:90点
映像:95点
音楽:90点
後味:途中で歌う女の子が忘れられない
 
総評:92点