おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

【受賞】

サンダンス映画祭 最優秀監督賞 / 最優秀観客賞 受賞
ベルリン国際映画祭 テディ・ベア賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 ニュージェネレーション賞 受賞など
 
【あらすじ】
東ベルリンで男の子として生まれたヘドウィグは、恋した米兵と結婚し自由の国アメリカに渡るため、性転換手術を受ける。だが手術ミスで、彼の股間には“怒りの1インチ(アングリーインチ)”が残ってしまう! 晴れて渡米はするも、肝心の夫は彼女(ヘドウィグ)の元を去っていく。失意の中、自分の夢を思い出しカツラを手にとりロックバンドを結成するヘドウィグ。次に恋した17歳の少年トミーに彼女は自分の愛情を注ぎ込むが、またもや裏切られ、さらに自作のオリジナル曲を盗まれてしまう!トミーは全米No.1のロックスターとなり、ヘドウィグは自分のバンド“アングリーインチ”を引き連れ、彼を追いかけての全米巡業生活が始まる。彼女は果たして自分の魂である歌を取り戻し、探し求めていた愛に出会うことはできるのだろうか…。

素晴らしい映画。この映画では性に対するコンプレックスをアングリーインチで具現化してるけど、誰しもが自分のアングリーインチをもってる。これは同性愛者や性同一性障害のニッチな叫びじゃなくて、皆がそんなん持ってるし立ち向かって戦えよ。って映画だと思う。
音楽、ファッション、ストーリー全てが素晴らしい!!
 
ストーリー:95点
音楽:100点
映像:95点
後味:完璧!!
 
総評:97インチ