メッセンジャー

【あらすじ】

イラク戦争から帰還したばかりのウイル（ベン・フォスター）は上官のトニー大尉（ウディ・ハレルソン）と共に、戦死した兵士の遺族に訃報を伝えるメッセンジャーの任務に就く。訃報を受けた遺族は、やり場のない感情を国や戦争に対してではなくウイルたちにぶつけ、日々罵声を浴びる彼は憔悴（しょうすい）しきっていた。そんな中、夫を戦争で失ったオリヴィア（サマンサ・モートン）と出会い、心を通わせていく。

戦争映画の新しい切り口だと思う。従軍期間がまだ残っている男が戦死した兵士の訃報を家族に伝える映画、メッセンジャー。

戦争を経験したことがない自分でも、人の不幸を常に受け止める仕事が辛いのは容易に想像が付く。人は多かれ少なかれ何かに不満を感じ、不幸が訪れ、それでも生きていく。そんな人生の中で人は何に頼るのだろう。何が希望となるのだろう。

 

ストーリー：85点

映像：80点

音楽：80点

後味：戦争は何を生むのだ

 

総評：82点