パラダイス・ナウ
【受賞暦】
ベルリン国際映画祭 青い天使賞
ヨーロッパ映画賞 脚本賞
ゴールデングローブ賞 外国語映画賞
【あらすじ】
ロケット弾が時々飛んでくるイスラエル占領下の町ナブルスで、自動車修理工として働く幼なじみのサイード（カイス・ナシフ）とハーレド（アリ・スリマン）。何の展望も見出せない日々を過ごしていたある日、二人は自爆攻撃の実行者に選ばれる。やがてイスラエル側に潜入した二人は、予期せぬ事態で離ればなれになってしまう。
パエスチナ初のアカデミー賞にノミネートされた問題作。
解決の糸口さえ見えないパレスチナ問題に対して、自爆テロを行なう若者二人の心情を批判、肯定することなく映し出す。
この映画で各賞を受賞した後、イスラエルからは大規模なデモが起きたようだ。
題材が根深い国際問題の為、視点によっては良く映らないかもしれないが
それでもこれは全世界の人間が観るべき映画。人間の尊厳とはなんぞや。
ストーリー：観たら良い
映像：観たら良い
音楽：聞けば良い
後味：噛み締めれば良い
総評：観たものができることをしろ
