おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

スーサイド・ショップ

【あらすじ】

どんよりとした雰囲気が漂い、人々が生きる意欲を持てずにいる大都市。その片隅で、首つりロープ、腹切りセット、毒リンゴといった、自殺するのに便利なアイテムを販売する自殺用品専門店を開いているトゥヴァシュ一家。そんな商売をしているせいか、父ミシマ、母ルクレス、長女マリリン、長男ヴァンサンと、家族の誰もが一度たりともほほ笑んだことがなかった。人生を楽しもうとしない彼らだったが、無邪気な赤ちゃんが生まれたことで家庭内の雰囲気が少しずつ変わり始め……。
恐らく原作の小説は面白いんだと思う。設定が秀逸なんで引き込まれるだろうけど、映像化することはなかった。
恐らく映画としての体裁を保つために妙に間延びしてる。原作の濃度を薄めてるイメージ。
惜しいと思う。
 
ストーリー:80点
映像:85点
音楽:80点
後味:親父の名前がミシマって言うのが途中から妙にうける
 
総評:ミシマ