おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

俺の笛を聞け

【受賞】

アルフレード・バウアー賞 
 
【あらすじ】
少年院に入っているシルヴィウ(ジョルジェ・ピステレアヌ)の刑期は残すところあと5日。だが釈放を前に、長い間留守にしていた母親が戻ってきて、彼が息子のように育ててきた大切な弟を連れて行くと言い出す。さらに、美しいソーシャルワーカーと恋に落ちてしまうシルヴィウ。刻々と過ぎていく時間と高ぶる感情……。シルヴィウは現実から目を背け、想像の世界に思いを馳せる。自由、風、道、そしてファーストキス……。想像の中なら何でも可能だった。そして、彼はその荒ぶる心のままに、ある計画を実行に移すが……。
 
 
映画を作る側の人には評価が高そうな作品。長尺で撮ったり、音楽もほぼ環境音楽だけだったりと挑戦的。
とは言え作品としても取り上げてるテーマは社会的だしベルリン国際映画祭が好きな感じ。
いわゆる娯楽としてさらっと見る映画じゃないのであまりお勧めはしない。
 
 
ストーリー:80点
映像:85点
音楽:80点
後味:俺が見るような映画ではないな
 
総評:80点