魔女と呼ばれた少女
【受賞暦】
ベルリン国際映画祭 主演女優賞 受賞
トライベッカ映画祭 主演女優賞 受賞
【あらすじ】
紛争終結の兆しがまったく見えない、コンゴ民主共和国。水辺の村でのどかに暮らしていた14歳の少女コモナ(ラシェル・ムワンザ)は、突如として反政府軍に拉致されてしまう。兵士としてゲリラ戦に駆り出される彼女だったが、亡くなった人々に導かれて戦いを勝利に導いていく。そんな亡霊が見える力に目覚めたことから、周囲から魔女として崇拝されるコモナ。しかし、ふとしたきっかけで自分がいずれ殺害されることを悟ってしまった彼女は、恋仲になった少年と逃避行を繰り広げることに。
何て言えばいいのかなぁ、この感じ。
紛争がある地帯では、反政府組織に拉致され戦士にされることは事実として怒っているわけで、そういう社会背景がある上で亡霊が見える少女が描かれていることが妙な感じ。とは言え、その設定で少女コモナは崇拝され戦場から離れられなくなるわけなんだけど。
幸せと極限が交互にくる息苦しい作品。
ストーリー:85点
映像:80点
音楽:90点
後味:モシャーっとくる
総評:85点