おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

~パンの枚数よりも映画の話をしようじゃないか~

10分間息を吸いつづけて、10分間はきつづけろッ

ノーマンズ・ランド

【受賞暦】
 
【あらすじ】
1993年6月。ボスニア紛争の最前線。霧で道に迷ったボスニア軍の兵士たちは、いつの間にか敵陣に入り込み、気づいたときにはセルビア軍の攻撃が始まっていた。唯一の生存者チキは、なんとか塹壕にたどり着き身を隠す。そこは、ボスニアセルビアの中間地帯“ノー・マンズ・ランド”。偵察に来たセルビア新兵ニノと老兵士はボスニア兵の死体の下に地雷を仕掛けて引き上げようとする。その瞬間、隠れていたチキが二人を撃ち、老兵士は死に、ニノは怪我を負う。チキとニノの睨み合いが続く中、死んだと思われていたボスニア兵が意識を取り戻し……
戦争の愚かさを本当に感じれる。
どっちが仕掛けてきたのか、どちらが勝者になるのかそんなことはどうでもいい。
お互い共通の知人がいるような距離感での戦争。誰が一体喜ぶのだ。
兵士も何故自分が戦っているのかなんてわかっていない。
この映画は分かりきっていることを再度認識させてくれる教科書だ。
 
ストーリー:90点
音楽:90点
映像:90点
後味:人間ってのはよぉ
 
総評:90点